こんにちは!
朝晩はずいぶん冷えるようになり、風邪を引かないか心配になってきましたね。
いやあ、急にグッと冷えて、朝起きるのが辛くなってきましたな
同時に心配なのが観葉植物。
この寒くなり始めは正直結構悩み事も多いもの。
例えば、
- 室温は何度くらいにしとけばいいの?
- 水やりはどのくらい?いつやればいいの?
- 冬に向けて植物をどうすりゃいいかわからなくて正直不安だ
などなど。考え始めると尽きませんね。
ということでこの記事では、11月の観葉植物ケアに焦点を当てて話していきます。
それでは早速行ってみましょう!
11月は観葉植物も寒がってるし、風邪ひきそうになるんやで
気温がグッと下がるのと同時に、日照時間もかなり少なくなる11月は、僕ら人間と同じように観葉植物にとっても大きな変化がある季節です。
今まで暖かかったのに、なんか急に冷えてきたな。
そろそろアウターでも出すか。
人間ならこのように自分で着る物を調節することができますが、当然植物はそんなことはできません。
なので、適切な温度管理、水やりの調整、そして光の量や質をお世話してあげる必要があるのです。
ちなみにこれらを怠ったり適当にやっちゃうと枯れます。
マジですぐ枯れます。
さらに、この季節の変わり目の厄介なのが、植物が成長期だった夏と違って肥料のやり方や剪定の仕方も変わっちゃうこと。
そのため11月は観葉植物を育てている僕ら人間にとっても非常に厄介な時期の一つなんですね。
とはいえこんな感じで同時にガラッと変える必要があるので、わかんないと混乱しますよね。
まあ、一度に全部覚えるのは大変なので、まとめているケアポイントを1つずつ見つつ、観葉植物の状態に応じて対応していきましょう。
11月の夜は寒いからなるはやで室内に取り込むのが吉
11月に起きる変化の何が辛いって、なんといっても冬に向かってぐんぐん下がっていく気温です。
これには熱帯地域出身が多い観葉植物も困っちゃうところ。
実際、植物購入時のラベルなんかに、「対応気温 5度まで」みたいな表記があったりします。
なのでとりあえず、まだ外に出している植物はできるだけ室内に入れましょう。
特に多肉類などは10度以下の寒さに当てないでくださいなんて記載があったりするので、夜も出しっぱなしみたいにしてる方はできるだけ日中に家の中に取り込んであげてください。
特に東北や北海道なんかは普通に雪が降り始める時期なので、外にそのまま放置は辛いですね。
なんなら東京でも夜は10度以下になることも出てくるので、来年も健康な植物を見たいならさっさと室内に入れましょう。
室温は18度くらいを保ちたいけど、暖房の横はやめとこう
観葉植物の多くは熱帯や亜熱帯出身。
つまり低温に耐性がないってことですね。
そのため適切な室温は通常、18度から24度あたりが多いです。
人が過ごしやすいと思う温度とかなり近いはずなので、家の中でエアコンを入れて21度くらいに設定しておけばまあ大丈夫です。
ついでにスチームタイプの加湿器を使うと、観葉植物にとって居心地のいい温度をキープできますね。
ただし、暖房器具の近くに植物を置くことはやめてあげてください。
僕らも熱風が出るヒーターの前や、エアコンの風を浴びっぱなしになると目が乾燥したり肌が乾燥してピリピリしたりしますよね。
あれと同じく植物も葉っぱが乾燥し過ぎてしまいます。
なので、直接エアコンの風が当たったり、ストーブの目の前なんかにおいて、熱でダメージを受けちゃったりしないような位置に植物は置いてあげてください。
水やりはしっかり乾いてからたっぷりあげましょう
寒くなると空気は乾燥しますが、夏ほど汗をかかないので喉が渇かなくなります。
あれと同じで植物もそんなに水を求めなくなります。
成長期じゃなく休眠期に入るので、どちらかというと動物の冬眠に近いんですかね。
とはいえ全く水をあげないと枯れてしまうので、土がしっかり乾いているようならお水をたっぷりあげましょう。
まあ大体1週間に1回か、多くても2回くらいだと思います。
11月はなんだかんだで日中の日差しが強い日もあったりするので、そうすると水の乾燥が早いことも。
そのため
なんとなく5日に一回くらい水やるか〜
ではなく、土を指でほじってひんやり湿った感じがしていないようなら水をあげましょう。
ちなみに夜に水やりすると夜の低温に当たって根っこが傷んじゃったりする可能性があるので、できるだけ午前中に水やりするようにしましょう。
冬に向けて育成ライトなどで足りない光を補う準備を始めよう
11月に入ると陽が沈むのが早くなり、日照時間がずいぶん短くなります。
そうなると観葉植物にとって光が足りてないってことにもなりやすいので、日中の陽が出ている時間帯はできるだけ窓際や室内の日当たりの良い場所に植物を置いてあげましょう。
ただ、まだまだ直射日光が強い日なんてのもちょいちょいあります。
そんな日はレースカーテンなどで光の量を調節して、植物が葉焼けしてしまうような強い光は避けてあげましょう。
部屋の中に植物を置いている場合は、育成ライトを使って足りない光を補ってあげるのもいい手。
真冬になって曇り空の日が多くなったら、窓際に置いておいても光が足りないなんてことにも陥るので、ぜひ一つくらいは育成ライトを持っておくことをおすすめします。
肥料は基本いらない。元気がないなと思ったら活力剤をちょっとだけあげよう
冬の観葉植物は成長がゆっくりになるので肥料もほとんどいらなくなります。
正直ほとんどの観葉植物には、冬の間(11月〜2月くらい)は全く肥料をやらなくても大丈夫です。
稀に冬の間こそが成長期!という植物がいるので、彼らにはしっかり肥料をあげる必要がありますが、体が求めていないのにドカ食いすると人間も体を壊すように、植物も求めていない肥料を与えすぎると返って枯れてしまうなんてこともあるので気をつけましょう。
肥料を与えていなかった影響で明らかに植物の元気がなくなってきたなと思ったら、肥料ではなくリキダスなどの活力剤をうすーく薄めて水やりと合わせてあげれば十分です。
冬に備えていらない枝や葉は11月中に剪定しよう
11月の剪定は気温が下がり成長が鈍化するので、やって大丈夫なのかな?と心配になりがちですが、冬の間、観葉植物にいらない枝や葉へ栄養を使わせないためにも、暖かい日などにやっておくのはおすすめです。
冬は乾燥で病害虫が発生しやすい時期でもあるので、病害虫が出てくるリスクを抑えるという点から見ても剪定するのは良いでしょう。
また、葉っぱは定期的に掃除して、植物が綺麗に過ごせる状態を作りましょう。
濡らしたキッチンペーパーや布などで葉の両面を優しく拭き取れば十分。
埃を取り除いてあげればしっかり光合成できるし、病害虫が発生した場合の早期発見と対処にもつながるので、少なくとも1週間に一回くらいは葉の掃除をすることをおすすめします。
乾燥は大敵。加湿器でしっかり湿度を管理して
冬になると、びっくりするくらい空気が乾燥しますね。
風呂上がったら顔がパリッパリやで
加湿器で加湿しなきゃ風邪ひきそう
って感じで人が空気を湿らせるように、南国出身の多くの観葉植物は快適な湿度が好きなのでしっかり湿度を管理した方が良いです。
特に暖房器具(エアコン、ファンヒーター、ストーブ)を使っていると空気がどんどん乾燥していくので、気をつけましょう。
観葉植物は湿度40~60%程度が好きです。
最近の加湿器には周りの空間の湿度を計測して、理想的な加湿状況を管理してくれるものもあるので、そういう加湿器を使って快適な状況を作りましょう。
ちなみに湿度40〜60%というのは人間にとってもとても快適な湿度なので、蒸し暑くなったりしない?なんてことは考えなくて大丈夫です。
それよりも湿度が低い状態が続くと、葉っぱが乾燥して茶色くなったりするので、適度に湿度を保つことを意識しましょう。
葉水も超有効なので、1日に一回はやってあげよう
霧吹きを使って葉に直接水分を与える葉水もとても効果的。
ただ、霧吹きは葉に直接水をかける分、葉っぱに水滴が残りやすい状況になります。
あんまり湿りすぎになると病気や害虫が発生したりもするので、日に何度もやるのはやめておきましょう。
まあ、大体1日に1、2回くらいで十分です。
午前中に葉水を一回、14時とか15時くらいにもう一回くらいかな。
その日の天気や気温、植物の状態を見て判断して葉水を行いましょう。
まとめ
11月はグッと気温が下がって、乾燥が激しくなるなど、観葉植物にとっても大きな変化が起きるタイミング。
なので、状況に応じたケアがとても重要になります。
温度管理、水やり、光、肥料、剪定、葉っぱの掃除、そして湿度管理。
それぞれ観葉植物が病気になったり害虫が発生したり、はたまた枯れずに冬を乗り切ってくれるために必要な対処。
いよいよ寒い季節がやってくるので、観葉植物にとって過ごしやすい環境を作って、また春になって暖かくなった時期に元気にすくすくと成長してくれるよう、観葉植物にはしっかり体力を蓄えておいてもらいましょう。