こんにちは!
趣味で写真を撮ってる方にとってレンズの選択はその表現の幅や質を大きく左右するし、決して安い買い物じゃないしってことで結構大きな決断となりがち。
なので、自分も含めて「一本で何でもこなせる」という理想的なズームレンズが好きって方も多いものです。
この記事で紹介するフジフィルムの「XF16-80mmF4 R OIS WR」は、まさにその理想的な「一本でなんでもこなせる」ズームレンズでした。
16mm-80mmと幅広い焦点距離を持ちながら、細部まで詳細に描写してくれるので、初心者にも扱いやすく写真を撮るのが楽しくなるレンズです。
今回の記事では、その魅力や機能を詳しく解説していきますので、レンズ選びに迷っている方、新たなレンズを求めている方は、ぜひ参考にしてください。
それでは行ってみましょう〜!
XF16-80mmF4 R OIS WRはこれだけで大丈夫なオールラウンダーレンズ
FUJIFILMのXF16-80mmF4 R OIS WRは、16mmから80mmのズームレンズ。
一眼レフやミラーレスカメラユーザーにとって、これ一本持っておけば大体の用途で対応できるまさにオールラウンダーなレンズです。
レンズとしては中級者から上級者向けの高性能ズームレンズ。
なので光学性能や堅牢性は当然ながらちゃんとしていて、風景、ポートレート、日常のスナップ撮影など幅広いシーンに対応できる便利ズームです。
一本で多くのいろんな場面で使えるので、旅行や家族写真などにカメラを使いたいと言った方にとってもおすすめのレンズですね。
マクロ的な撮影から手ブレ補正で夜も手持ちで撮れる
XF16-80mmF4 R OIS WRは、広角16mmから中望遠80mmの焦点距離を持っており、開放F値はF4と多くのシーンでの明るい撮影が可能なレンズですね。
また、最短撮影距離も短めなので、被写体に接近してマクロ的な撮影も楽しめます。
そんなXF16-80mmですが特筆すべきはOIS(光学式手ブレ補正)機能。
これのおかげで手持ち撮影時のブレを抑えてくれるので、夜の街中でのスナップなどでも三脚など使わずにそれなりの写真を撮ることができます。
焦点距離 | 16-80mm(35mm換算 24-122mm) |
F値 | F4 〜F22 |
撮影距離 | 35cm〜 |
フィルターサイズ | 72mm |
高さ×奥行き | 78.3mm × 88.9mm(ワイド端) 78.3mm × 131.5mm(テレ端) |
手ぶれ補正 | あり |
防塵防滴 | あり |
重量 | 440g |
オートフォーカスは早くて静かなので動画でも使える
XF16-80mmF4 R OIS WR、画質は中心から隅まで必要十分に解像してくれます。
若干四隅が弱いという話はありますが、正直プロじゃなければそんなの気にしなくて大丈夫。
ちゃんと細かいところまで描写してくれるので、風景写真やポートレート撮影にとても向いていて、旅行などに持って行くのにおすすめのレンズです。
オートフォーカスも早くてモーター音も静かなので、写真撮影はもちろん動画の撮影なんかで使う分にもいい感じですね。
これ一本持っておけば風景からポートレート、夜景、動画と何にでも使えるので本当にありがたいレンズです。
使ってみて感じたいいところ・メリット
実際にFUJIFILM XF16-80mmF4 R OIS WRを使ってみて感じたいいところ・メリットはこんな感じ。
- これ一本あれば、スナップからポートレートまで事足りる
- 旅行なんかに持って行くと後悔しなくてすむ
- オートフォーカスも早いから撮りたい時にさっと撮れる
- 開放がF4なので辛いかと思いきや夜のスナップも手持ちでいけなくはない
詳しくみてみましょう。
これ一本あれば、スナップからポートレートまで事足りる
16mmまで引きで撮れて、80mmまで寄って撮れる。
35mm換算だと25mm〜123mmってことで、程よく広角〜ちょうど良い望遠って感じ。
おかげで街のスナップ、望遠で被写体アップ、ポートレート、鳥や虫、植物なんかもある程度万能にこなすことができるのでこれ一本で大体の用途はこなせるレンズです。
旅行なんかに持って行くと後悔しなくてすむ
大体の用途をこなせるので、旅行なんかに持って行くのはとてもいいと思います。
ちょっとデカめのレンズではあるので、バックに入れるか首から吊るしっぱなしにするかはちょっと悩みどころではありますね。
旅行先でこれをぶら下げてたら、いかにも!って感じになるのは間違いないのと、ちょっとレンズが大きいので、だいぶ離れたところから撮るなどしないと「今写真撮ったでしょ?」みたいな変な絡まれ方をしたりするかも。
オートフォーカスも早いから撮りたい時にさっと撮れる
オートフォーカスはしっかり早く、F値を5.6以上などある程度絞っておけばほぼほぼ全体にピントも合うのでスナップはもってこいです。
ポートレートを撮る際にも被写体が明確なのとカメラ本体のモードで人物を追いかけるようにしておけば、なんか微妙のボケてる…みたいなこともほぼ無いですね。
いやあ便利になったもんだ。
開放がF4なので辛いかと思いきや夜のスナップも手持ちでいけなくはない
開放はF4なので、決して明るいレンズとは言えず。
夜景の手持ちは流石に厳しいかなと思いましたが、レンズ自体の手ぶれ補正と、カメラの手ぶれ補正のダブル効果で結構普通にいけます。
もちろん動く被写体なんかは厳しいですが、信号で止まってる車なんかを撮る分には全然問題ないですね。
使ってみて感じた気になるところ・デメリット
一方で当然気になったことやデメリットもある。
- 重たい。せっかく軽いミラーレスなのに重たくなる
- 鳥や動物、虫なんかを撮るならもう一段階望遠が欲しい
- 重たいからミニ三脚だと徐々に動く
細かくみてみましょう。
重たい。せっかく軽いミラーレスなのに重たくなる
レンズ単体で440gと結構な重量になります。
リュックなどに入れて持ち歩く分にはあまり気になりませんが、暑い時期に襷掛けで歩いたりしたらもう大変。
X-S20は本体が491gしかないこともあり倍の重さになっちゃうので、どうしてもこのレンズを持ち歩きたい場合はリュックなどちゃんとしたバッグで持ち歩きましょう。
自分は肩紐が細めのポシェット的なショルダーバッグにピークデザインのあれでハメて持ち歩いていましたが、肩紐が食い込んで肩が凝りました。
鳥や動物、虫、スポーツや飛行機なんかを撮るならもう一段階望遠が欲しい
鳥や動物、虫、スポーツや飛行機あたりを撮る場合はもう一段階寄りたいんだよなーとなると思います。
まあ中望遠なので用途が違うよって話ではありますが、買ってからがっかりするのは嫌ですからね。
グッと被写体によった写真が撮りたいなら、300mmの望遠かあたりを買ったほうが良いんじゃないかな。
植物なんかを撮る場合にはこれもいいけどマクロレンズなんかもおすすめだと思います。
重たいからミニ三脚だと徐々に動く
マンフロントのミニ三脚で夜の熊本城を撮ろうとしたところ、下に動く動く笑
ゆっくーり動くのでそういう作品を撮りたいならいいかもしれませんが、このレンズを使いたい&ちゃんと撮りたいならできればある程度ちゃんとした三脚を持っていきましょう。
4回ぐらい撮影して、結局1枚しかまともには撮れませんでした。
サイズ感、見た目ともにX-S20との相性は抜群
FUJIFILM XF16-80mmF4 R OIS WRは迷ったら買うべきか?
頻度高く旅行に行ったり、家族の写真を撮ったり、ドライブ先で記録がてら写真を撮ると言った用途にはとてもいいレンズだと思うので、そういう用途でなら買うと満足度が高いでしょう。
一方で、街中で手で持ったままぷらぷら歩いて、思いのままに撮影したいと言った場合にはちょっと重たいかも。
なのでスナップメインの方ならズームレンズより単焦点の27mmとか35mmのレンズの方がいいんじゃないかな。
街を歩いている綺麗なお姉さんをあまり意識させない距離から撮りたいとかなら35mm換算で123mmが実力を発揮していい感じに撮れますが、そこまで用途を絞るなら単焦点の60mm、80mm、90mmあたりのレンズの方がもっといい感じに撮れるんじゃないですかね。
まとめ
買うか、必要な時だけレンタルで済ませるか。非常に迷うレンズでした。
これ一本あると植物の写真を撮ったり、スナップを撮ったり、家族や知り合いのポートレートを撮ったりと便利ズームとして使えるので重宝するでしょう。
しかし、X-S20本体が491gに対して、FUJIFILM XF16-80mmF4 R OIS WRがレンズだけで440g。
装着すると単純に倍の重さになってしまうわけで。
ここが本当に悩ましいポイント。
自宅やポートレート撮影や旅行時だけ使うようなレンズになるであろうことを考えると、購入するほどか?とは思ってしまいますね。
ということで、ちょっと悩んじゃったのでとりあえずはペンディングで。
他のレンズも使ってみて、あれ一つで十分じゃんって思ったら買うかもしれませんね。